今朝、8時36分
ライフケア高砂の施設長からの電話がありました…
もしかしたら…
という思いがありましたが、
予想は的中…
「大雨警報がでています。
このような状況で慰霊祭を通常通り
行うことはできません。」
「苦渋の決断ですが、真尾の現地ではなく
今の施設のホールでの開催を決定しました。」
ぎりぎりまで判断を迷われたことは
強く感じました。
自分にできることは
これまでライフケアの活動をとりあげて
くださったメディアの方々への連絡。
ただ、すべてのメディアの方々への
直接連絡は難しく
これまでお世話になった方々へ
個人的なつながりに頼る形で
新聞メディア、テレビメディアの各記者に
連絡をお願いしました。
あわただしく
出社すると、もうすでに会場の準備が整っていました。
昨日まで現地での開催を予定し
準備を続けていた
上田理事長の複雑な思いは
痛々しいほどに感じました。
被災当時の写真を配置し
被災地・真尾ではないということ以外は、
申し分なく準備ができたと個人的には思います。
来賓の方々
そして、ご遺族の方々の姿も見られました。
そして、急な連絡にもかかわらず
多くのメディアが取材に来ていただけたようです。
(すいません、勤務に入っていました)
今日は、参議院議員選挙の日。
各メディアが大忙しなのは
こちらもある程度察することができます。
それでも
貴重な時間を割いて
ライフケア高砂に取材に来ていただき、
そして、放送、掲載していただけることに
感謝です。
そして10年前のこの日
真尾のライフケア高砂に起こったこと
あの災害で亡くなられたすべての方々への
弔意を私たちは忘れません。
今日21日は
ライフケア高砂・防災の日
これまで、防災訓練の日
などといろいろと名称をあやふやに
してしまったこともありましたが
先日あらためて理事長と
「職員一同で防災について考える日しよう」
「あの時の経験を生かして地域防災の役に立てる施設を目指そう!」
と話し合い「防災の日」とすることにしました。
今日も職員はあの日のことを知るスタッフが
若いスタッフに伝えている様子が見られました。
自分自身、被災当事者ではありませんが
当時のスタッフの話などを最近よく聞くようにしていました。
「ひどい雨なのはわかっていたけど…」
「まさかあんなことが起こるとは…」
「正直なにが起こったか飲み込めていない」
そう語る人もいました。
これからの時期、
情報収集、
そしてそれを行動に移して動くことの大切さ
決断力。
午後は晴れましたが
今朝の理事長、施設長の
判断は間違っていなかったと思います。
慰霊祭の詳しい様子はまたご報告いたします。
では失礼します。