第3回目は奈美にある、おの小町みそ加工場[JA防府とくぢ女性部小野支所部加工部]のご紹介です。
平成18年9月に女性部小野支部有志14名で加工場を立ち上げました。
「おの小町みそ」・・・麦味噌(手作り田舎みそ)をご紹介致します。
加工場に入ると味噌のいい香りがします。
今回お話を聞かせて頂けるのは、加工部長の吉永幸枝様です。
原田「この度はありがとうございます。おの小町みその作り方や魅力についてお聞かせください」
吉永さん「いえいえこちらこそ。よろしくお願いします」
原田「おの小町みそはどの様な味噌ですか?」
吉永さん「自分達で栽培して収穫した大豆と、防府産の裸麦で味噌作りをしています」
「大豆と麦を使った、保存料・調味料無添加の安心安全な美味しい味噌なんですよ」
では、作り方についていろいろとお聞きしてみましょう。
吉永さん「おの小町みそ作りには、麦と大豆の2つの工程があります」
「先ずは麦の工程をお話しましょうね」
原田「よろしくお願いします」
吉永さん「先ずは裸麦を水に浸けます」
「十分に水に浸けた後はざるに入れて上げます」
吉永さん「そして、今度は麦を十分に蒸しあげます」
原田「随分大きな釜ですね!」
吉永さん「自慢の釜ですよ」
「蒸しあがったら、この大きな船(箱)の出番です」
吉永さん「この船に麦を移して、少し冷ましてから麦味噌の命となる生きた種麹を混ぜ合わせます」
「十分に混ぜ合わせたら、この保温箱の中で一晩寝かせます」
原田「ところで、このたくさんある木箱は何ですか?」
吉永さん「これは、もろぶたといいます。今度はこれに入れていきます」
「まんべんに切り替えし(混ぜる)をして、一晩寝かせます」
「とても手間がかかりますが、最も重要な工程です。手を抜いてはいけません!」
原田「そうなんですね」
吉永さん「麹菌は生きています。そして・・・麹の花が咲くんですよ!」
幻想的ですね。
麹の花・・・初めて見ました。
48時間という長い時間をかけて麹の花が咲きます。
丸麦を蒸して種麹を入れて、麹の花がうまく咲きますように・・・と室の中で一晩寝かせる時の温度管理。
これが一番難しいそうです。
吉永さん「先ずは裸麦の工程はこれで終わります」
原田「ありがとうございます。たくさんの工程があるんですね」
吉永さん「では、次に大豆のお話をしましょうね」
吉永さん「収穫した大豆を機械で取り出します」
原田「随分小さい大豆ですね」
吉永さん「これを大量に使います」
原田「これからどの様にされるんですか?」
吉永さん「先ずは大豆を浸漬(しんせき:水に浸ける)します」
「次に釜で蒸しあげていきます。蒸しあがったら大豆の工程はこれで終わります」
吉永さん「次にいよいよ裸麦と大豆を塩と一緒に均等に混ぜ合わせていきます」
原田「結構な量になりますね!混ぜるのも大変そうですね!」
吉永さん「この手作業も、手作り味噌の醍醐味です」
「それから、ミキサーにかけていきます」
ガガガガガ・・・
何とも味のある小刻みないい音が響いています。
吉永さん「いよいよ樽に詰めていきます」
原田「樽もたくさんありますね」
吉永さん「日付を記して管理します」
「6ヶ月寝かします」
吉永さん「これが丁度6ヶ月経ったおの小町みそです」
原田「味噌のいい香りがしますね」
吉永さん「熟成中にはモーツアルトの曲を聴かせています♪」
蓋を開けた瞬間に
何ともいえない
お味噌の香りが漂いました。
そして、いよいよ袋詰めをしていきます。
一つ一つ丁寧に・・・心を込めて・・・
おの小町みその出来上がりです!!
原田「手間暇をかけて、おの小町みそは作られているんですね」
吉永さん「健康に、美味しく食べて頂けると嬉しいです」
「小野地区の子供たちの成長に一役買っていると思うと心も弾みますし、〝美味しかったよ〟と言って頂いた時はとても嬉しいですね」
原田「今日は、本当にありがとうございました」
吉永さん「いえいえこちらこそ、ありがとうございました」
ところで・・・
吉永さんの人柄について教えてもらいたいのですが・・・
ご趣味
吉永さん「趣味は畑で野菜を作ることです」
原田「どのような物を作っているのですか?」
吉永さん「大根、白菜、人参、キャベツ、かぶ、里芋を作っています」
原田「たくさん作られているんですね」
吉永さん「他に、ほうれん草、ネギ、水菜、チシャといった葉物も作っています」
原田「これだけあると、鍋にはもってこいですね!」
吉永さん「野菜ふんだんな鍋料理が食べられますよ」
好きなテレビ、俳優さん
吉永さん「NHK朝ドラの、あさが来たは面白いですね」
「女優は仲間由紀江さん。可愛らしくて大好きです」
「あと、5~6年前位に朝ドラに出ていた、若尾文子さんは魅力的な女優さんですね」
原田「とても素敵なお話、ありがとうございました」
~とても笑顔が素敵で、おの小町みそに対する想いが伝わってきました。また野菜作りなど、大好きなことも積極的にされている吉永幸枝様でした。ご協力ありがとうございました!~
~おの小町みそのお買い求めは~
JA防府とくぢ小野支所(0835-36-0121)
農産物直売所とれたて満菜
真尾山田商店様(0835-36-0135)
小野小学校・年特・富海・各種イベント・その他
笑顔ステーション、牟礼らくらく市
(関連商品のご案内:小野しょうゆ1升(1L)、塩こうじ、こうじ も取り扱っております)
*商品のお問い合わせ先:おの小町みそ加工場(0835-36-1412)、JA防府とくぢ小野支所までお問い合わせ下さい。